最近よくあるお問い合わせ ~漢字の文字化けどうしたら良いですか?~

ここ最近、マイグレーション案件を進める中であったり、またはお客様から直接お電話を頂いたりと様々な形ではありますが、弊社にお問い合わせ頂く事が多いのが「オフコンデータをWindows側で使おうと思ってCSV出力したら漢字が化けるんですが、どうしたら良いですか?」というような内容です。

最近では、インボイス制度に合わせた会計パッケージにオフコンデータを移行しようとされたところでデータの文字化けに気づき、取り急ぎお困りのお客様からのお問い合わせもありました。

そもそも、ASPとWindowsでは使用する文字コードが違っていて、ASPには存在していてもWindowsには存在しない文字というのがあり、これを「拡張漢字」と呼びます。
これについては、Windowsの利用者定義文字として「文字コード変換表ファイル」(通称:漢字テーブル、と弊社では呼んでいます)に文字コードの対応付けを登録することで対応し、ASPでもWindowsでも同じように文字が表示されるようになります。

多くのお客様において情シス担当者様の世代交代もあったりして、この漢字テーブルの登録方法についてご存じない方も多くなられた事が、このお問い合わせが増えた要因かもしれません。

前回の投稿でご紹介した「ASP マイグレーションアシスタント」というマイグレーションツールを弊社が開発するにあたっても、ASP資産をWindows側へ移行する訳なので当然この「漢字変換」問題はつきものです。
そこで弊社はこれを解決する「漢字設定ツール」というツールを準備しました。

冒頭の例のようにデータ移行中に文字化けに気づかれたのは、たまたま移行データの一部に拡張漢字が含まれていただけで、もしかするとその他のデータにも拡張漢字は存在するかもしれません。
そこで「漢字設定ツール」では、拡張漢字の存在をチェックしたいファイルを選んでチェックを実行することで、そのファイル中に存在する拡張漢字をすべて見つけ出すことができます。

さらに、見つけ出した拡張漢字とコードを見ながら、それに対応付けさせるSJISコードまたはUCS2コードを入力していくGUIも準備しており、コード変換のソースを作ったりすることもなく最終的に「文字コード変換表登録」(GENCDTBLコマンドの実行)までを対話形式で簡単に行うことができます。

本来は「ASP マイグレーションツール」の一部だったツールですが、マイグレーション以外の場面でも必要とされているお客様の声を多くお聞きしたため、単独で提供するに至りました。
また、ツールの使い方説明とあわせて本来の文字コード登録についても説明を行う「説明オプション」を有償ですが準備しています。

マイグレーション時の用途にとどまらず多くの場面で活用して頂けるツールだと思います。
ご興味をお持ちいただけましたらいつでもご連絡をお待ちしております。

ご連絡は、株式会社コンピュータ・サービス または 株式会社大和システムクリエート様まで。
弊社お問い合わせフォームからもお待ちしております。




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